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74章掲載しました [裏話]

 こんにちは

 一つにまとまるはずが二つになってしまった74章、掲載です

 新しい登場人物がいますのでちらっとご紹介

グィドー けっこうな年より(だんだん年齢設定が曖昧にw)
 サクリフィアの村の重鎮の一人。かなり頑固な性格で、しかもサクリフィアを昔のように掟で縛ろうと考えている。ファルシオンの使い手であるというクロービスを信用しておらず、腹の中を見透かそうといろいろ策を弄するがなかなか成功せずに苛立っている。
 現村長よりはだいぶ年上なので、村長はこの老人には敬意を表している。その厳格すぎる考え方のせいで昔村長になれず、同世代であるリーネの祖父ランスには、その村長の座を取られたことへのいささか複雑な思いがあるらしい。ただし、いわゆる意地悪じいさんではないので、事と次第によってはクロービス達と解り合える可能性があるようなないような。


 んではネタバレなお話
  
 この章でひとまず回想は終わりです。前の裏話でもちらっと書きましたが、クロービス達はこのあと神殿に向かい、首尾よくサクリフィアの錫杖を手に入れます。しかし思わぬ相手との再会で、大地に迫る危険を知り・・・。

 そのあとの展開は、実はそんなに時間がかかってないんですよね。つまり、現代版で、クロービスがオシニスにその話をすることになるのもそう遠くはないということ。なのでその前に、現代版もある程度まで進めておくことになりました。

 さてこの章ですが、まずはやっとこさ入れた神話の作者の家へ。
 なかなか興味深い本があります。今回は久しぶりに画像での本の公開となりました。昔よりはディスプレイの解像度も上がり、きれいに見えるようになったので、あんまり小さくはしませんでした。本の中の、ルーンブレードに関する長いのは、当然ここの管理人の創作ですw

 サクリフィアの村への滞在は、当初は一晩だけでした。しかも、王国から船出するときには灯台守の助けを借りるという展開もなく、クロンファンラから船を借りて東の港まで戻る予定だったのですが、現代編のおまけであるイルサとアスランの話などにチラチラと出て来た灯台守が、いったいどういう組織なのかと言う話も書いてみたくなったのでこんな展開になりました。

 そしてゲーム内で言うところの『真の語り部の家』ですが、当初は、まずサクリフィアに渡り、たいした話が聞けずに空戻りをする羽目になって、その時に『エルバール王国の近くにサクリフィアに住んでいた誰かがいる』という話を聞いてやってくると言う展開でした。まあこの流れのほうがゲームの内容に則しているんですよね。でも、やはり一刻も早くフロリアを元に戻すために、いろんな情報を集めようとするはずだし、灯台守が送ってくれることになったときに、彼らがまったくなんの情報も持っていないってことはあり得んだろうと言うことで、こんな流れにw

 そして、クラトとカフィールですが、当初は夫婦の予定だったんですよww

 サクリフィアの村に今もいる巫女姫が、実は真の語り部の女性のほうと姉妹、この設定はもう最初から。姉の行方がわからず、不安に思っていた巫女姫が、思いがけずやって来たエルバール王国の王国剣士に姉の消息を聞く・・・。

 ということで、話を進めていました。では、その姉はなぜ村を出たのか。掟を破って出たと言うのはゲーム内の設定ですので、『掟を破っても恋人と一緒になりたかった』などという、けっこうドラマチックな展開で考えていたのですが、書いている途中で、何となくその話のインパクトが弱く感じられて、大幅な変更となりました。

 さてここで困ったのが、村を出る前の晩のクロービスとウィローのシーン。元々一晩滞在の予定で作っていたものでしたので、何日かいたあとの台詞としてはちとおかしな部分がありましたので、それを消して修正w

 なんとかおさまったかしら( ̄▽ ̄;

 以前の裏話でも何度か書いているように、ここの管理人が考えるサクリフィアというのが『緩やかに滅び行く国家』のイメージでしたので、今では普通の村、その中で原理主義者と革新派が今でもぶつかり合いながら、代表者がなんとか一つにまとめている、そんな村で今さら掟と言っても、すでに形骸化しているのではないだろうか、ではいっそ、『そんなものは今ではない』ということで作っていき、巫女姫の姉が村を出たのは、巫女になりたくなかったから、弟と一緒に村を出た。今は吟遊詩人として身を立てていると言う流れになりました。このあたりは、ゲームをプレイされた方にはけっこうな違和感があったかと思われます。

 クロービス達がこのあと無事神殿に行き着いて、見事サクリフィアの錫杖を持って帰ってくるのは皆さんご存じの通りですが、うちの小説ではそう簡単に神殿に行き着けませんw

 でもその続きについてはまたの機会のお楽しみと言うことで、74章をどぞ。次回からはまた現代版、新たな火種が!?

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