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82章です [裏話]

 こんにちは

 やっと出来ました82章( ̄▽ ̄;

 まずは新しい登場人物紹介。新しいと言っても20年後の再登場です

 ステラ 歳はクロービスの一つ上
 カーナの相方ステラ登場。橋から川に飛び込もうとしていたスサーナを助けてくれた様子。しかしカーナが心配していた通り、あまりタチのよろしくない組織に所属しているらしい。果たしてステラはこのまま悪に手を染めるのか、それについてはまた後のお話


 ということでここからはネタバレーヌ
  
  
 ついに再会したステラは、やはりよくない組織に身をおいていました。しかし、命を無駄にするのは許せないというまっすぐなところが変わっているわけではなさそうなので、今後の展開によっては組織を抜けることを考えてくれるかも。ま、そうすんなりと行かないのは確かでしょうけど。

 今回はわりと大きなエピソードがいくつか出てきます。次回から回想に入るので、その前にある程度以前に出た話の現況報告をしたかったわけなんですが、エピソードを配置したはいいけど、なかなかうまく繋がらなくてww

 そのエピソードを最初から追いかけていくと、まずはステラの話。もっとも彼女はここが現代編初出なので、今のところは起承転結の『起』の部分。今後どの程度かかわってくるのかについてはなんとも言えません。次がライザーの話。彼が姿を現さないわけは、クロービスが考えていたよりもだいぶ根が深かったようです。本人もライラの関係で自分たちが狙われる可能性についてはわかっていたでしょうけど、どうもそれだけではない様子。その理由については、その後のセルーネの話に繋がっていきます。そしてそのセルーネの話の前に出てくるのが、ティールのところからオシニスがもらってきた調査結果の話。またまたなぞが深まりましたが、これはどういうことなのか。今のところわかっているのは、薬草の価格高騰に絡んで、何者かが陰謀をめぐらせているということ。もっともその『何者』は、やはりどう考えてもあのじじい。何が何でも王位に執着する、老害の権化のような人物です。

 しかし実はこの人、ちょいとかわいそうっちゃあかわいそうな人。人物設定はきちんと決まっているのでそちらを紹介しますと、フロリアの先々代の国王の子として生まれましたが、フロリアの父ライネス王とは実は数ヶ月しか違わない兄弟です。その数ヶ月の違いでかたや王太子、かたや王太子が即位すれば臣下に下る運命。それだけならエルバール王家に生まれた者の運命と受け入れることも出来たはずなんですが、彼にとって一番の不幸は、母親の性格(^^;

 母親は先々代の国王の側室でしたが、それだけなら特に子供の処遇に影響を及ぼすようなことはありません。ところがこの母親が結構身分の高い、当時の名門伯爵家の令嬢で、それ故にものすごく気位が高い、しかも贅沢で派手好きな女。側室制度が残っていた当時、ライネス王の父親が名門貴族の令嬢達の中から何人かを後宮に召し上げた時に王宮にきたわけですが、当然正室は自分と思っていたら、別な女にその座を取られ、せめて子供に王位を継がせようとしたらそれも先を越され、確かに運はなかった。それは気の毒ではあります。しかし、とにかく死ぬまで我が身の不幸を嘆き、呪い、不平不満しか言わないような女性だったわけです。その母親を見て育ったことで、エリスティ公はすっかり性格がひん曲がり、ただ王位に就くことだけに執着し、それ以外の何ものも顧みないような人間になってしまったと、そういうことですな。

 一方、後宮の女達の醜い争いをずっと見ていたライネス王太子は、自分が即位したら後宮を廃し、自分は1人の女性をずっと守っていこうと誓ったということです。そのためには制度改革は必須。それまでに密かに下準備をしようと、彼は自分のブレーンを探し始めることに。そのときに知り合ったのがケルナーとレイナック。彼らは意気投合し、新しいエルバール王国を築くために力を合わせることを誓い合ったということでございますが、その後の悲劇は皆様ご存知の通り。

 ま、どんな生い立ちがあるにせよ、今エリスティ公がやってることは間違いなく悪いことなので、罪は罪として償わねばならない。しかし彼にはクイントという参謀がついている。こいつが優秀で、実に厄介(^^:

 そのクイント書記官に対抗するために、クロービスは仕方なく自分の持つ力について改めて知ろうとしているようですが、果たして間に合うのか?

 そして今ではかなり微妙な立場に置かれているらしい、エルバール王国きっての名門公爵家の現当主セルーネ。この人も随分と苦労しているようです。今回のセルーネの話は、今でこそ笑っていられるけれど、この人がどれほど苦しみながら今まで生き抜いてきたかが垣間見える内容でした。この人が何とかそれを乗り越えてこられたのは、もちろんローランドの支えがあってこそ。彼は20年前の騒動には特に関わっていないので、それがかえってよかったのかも知れません。

 一方この物語現代編の中では、主人公の1人と言ってもいいくらいにいつの間にか格上げされたオシニス君ww

 この人にも心境の更なる変化があったようです。セルーネの話を聞いたことで、再び前向きになろうとしているのか、自分から昔話をしようと持ちかけてきましたね。次回からはいよいよ回想編。まずはサクリフィア神殿に向かい、錫杖を取ってサクリフィアの村に戻るまでの話を、83~84章に掲載予定です。
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