70章掲載 [裏話]
こんにちは
やっとこさ70章です。今回は特に新しい登場人物はなしですが、懐かしい人との再会がありました。また、今回の章冒頭で出てきた「剣技大全」と言う本の行方ですが、ゲーム本編をプレイされた方なら、ご存じの通りです。ゲームをプレイしていてあれが見つかったときは、涙が出ました。
さて、ここからはネタバレとなりますので、出来れば本編を読まれたあとにご覧になることをおすすめします。
今回のお話はクロンファンラの図書館で「サクリフィア神話の研究」を探すところから始まります。ゲーム本編では、カインがこの本について調べてくれるように司書に詰め寄るというシーンで始まり、調べてもらった結果を元に次の行き先を決めるという流れになっているのですが、今回は吟遊詩人シャーリーとの話を入れるために「貸し出し中」と言うことにしました。ゲームはゲームですから、この本を見るためにクロンファンラに来て、司書と話をすると次の目的地に向かうためのフラグが立つ、と言う流れで特に何も問題はないと思いますが、物語として描く場合、ある程度、「行動するための理由」が必要になります。そこで、司書の説明の代わりにシャーリーに登場させ、17章で何となく謎めいたまま別れてしまった彼女の正体に迫りながら、カインの知りたかった情報を提供してもらうことになりました。もちろん、シャーリーがクロービス達にこんな話をするのには理由があります。単に彼女がサクリフィアの巫女姫の末裔だからと言うことだけではなさそうです。
ところで、この「サクリフィアの巫女姫」というのは、ここの管理人の創作部分です。旧版Lost Memoryでも、21世紀版でも、古代のサクリフィアがどのような国であったのかについては、ほとんど出てきません。そこで、外伝1の冒頭にあるように大まかな歴史を作り、その中での出来事などもいくつか物語として作ってあります。その中の一つが、現代編でクロービスが見た、『我が故郷亭』の息子ノルティが劇場で演じていた芝居です。
エルバール王国という国は、元々それほど信仰深いという国ではないので、巫女などというものがいたとしてもそれほど重要視されることはない、どちらかというと、様々な産業の振興と、商取引で栄えてきた国家です。実はこのあたりの設定は、ギリシャ神話に出てくる『トロイア』をモデルにしています。最初からトロイアをモデルにしようと考えていたわけではないのですが、物語を進めていくうちに、この国では神様というものがそれほど重要視されていないことや、教会はあるのにその神様の正体がはっきりしないことに気がついて、『トロイアみたいな感じなのかなあ』なんて思ったところから始まっています。
日本でも『政教分離』の原則から、宗教によって政治が行われることはありません。宗教団体を支持母体とする政党はありますが、別に神のお告げで政治に参加しているわけではないでしょうからね(^^;
さて、物語後半で語られていくシャーリーの話は、カインならずとも興味が尽きない内容となっておりますが、次回はもう少し突っ込んだ話と、そしてクロービスの剣についても言及されていきます。とは言っても、ここで全ての謎が解けてしまうと言う話にはなりません。3人には、もう少し旅を続けてもらう必要がありそうです。
では70章、どうぞお読みくださいませm(__)m
やっとこさ70章です。今回は特に新しい登場人物はなしですが、懐かしい人との再会がありました。また、今回の章冒頭で出てきた「剣技大全」と言う本の行方ですが、ゲーム本編をプレイされた方なら、ご存じの通りです。ゲームをプレイしていてあれが見つかったときは、涙が出ました。
さて、ここからはネタバレとなりますので、出来れば本編を読まれたあとにご覧になることをおすすめします。
今回のお話はクロンファンラの図書館で「サクリフィア神話の研究」を探すところから始まります。ゲーム本編では、カインがこの本について調べてくれるように司書に詰め寄るというシーンで始まり、調べてもらった結果を元に次の行き先を決めるという流れになっているのですが、今回は吟遊詩人シャーリーとの話を入れるために「貸し出し中」と言うことにしました。ゲームはゲームですから、この本を見るためにクロンファンラに来て、司書と話をすると次の目的地に向かうためのフラグが立つ、と言う流れで特に何も問題はないと思いますが、物語として描く場合、ある程度、「行動するための理由」が必要になります。そこで、司書の説明の代わりにシャーリーに登場させ、17章で何となく謎めいたまま別れてしまった彼女の正体に迫りながら、カインの知りたかった情報を提供してもらうことになりました。もちろん、シャーリーがクロービス達にこんな話をするのには理由があります。単に彼女がサクリフィアの巫女姫の末裔だからと言うことだけではなさそうです。
ところで、この「サクリフィアの巫女姫」というのは、ここの管理人の創作部分です。旧版Lost Memoryでも、21世紀版でも、古代のサクリフィアがどのような国であったのかについては、ほとんど出てきません。そこで、外伝1の冒頭にあるように大まかな歴史を作り、その中での出来事などもいくつか物語として作ってあります。その中の一つが、現代編でクロービスが見た、『我が故郷亭』の息子ノルティが劇場で演じていた芝居です。
エルバール王国という国は、元々それほど信仰深いという国ではないので、巫女などというものがいたとしてもそれほど重要視されることはない、どちらかというと、様々な産業の振興と、商取引で栄えてきた国家です。実はこのあたりの設定は、ギリシャ神話に出てくる『トロイア』をモデルにしています。最初からトロイアをモデルにしようと考えていたわけではないのですが、物語を進めていくうちに、この国では神様というものがそれほど重要視されていないことや、教会はあるのにその神様の正体がはっきりしないことに気がついて、『トロイアみたいな感じなのかなあ』なんて思ったところから始まっています。
日本でも『政教分離』の原則から、宗教によって政治が行われることはありません。宗教団体を支持母体とする政党はありますが、別に神のお告げで政治に参加しているわけではないでしょうからね(^^;
さて、物語後半で語られていくシャーリーの話は、カインならずとも興味が尽きない内容となっておりますが、次回はもう少し突っ込んだ話と、そしてクロービスの剣についても言及されていきます。とは言っても、ここで全ての謎が解けてしまうと言う話にはなりません。3人には、もう少し旅を続けてもらう必要がありそうです。
では70章、どうぞお読みくださいませm(__)m
2010-06-06 17:51
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0