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104章掲載です [裏話]

 こんにちは

 104章です。案外早く出来ました( ̄∀ ̄;

 なんかもうねぇ、浮かぶ時は浮かぶのねw

 今回は新しい登場人物がいますので紹介

 チルダ・ランサル 34~5歳
 リーザの妹。母親と折り合いがよくなく、早々と結婚して家を出てしまった妹というのがこの人。本文中にもある通り、ランサル家は子爵家。ダンナもいい人で、早く家を出たことで自由で楽しい暮らしを手に入れたが、今回の相続人騒動ではつらい立場に立たされる。

 ロゼル・ランサル 40代前半
 チルダの夫。一般常識を持ち合わせている普通の人。ガーランド家の騒動では、いろいろと動けるところは動いてくれる。ランサル子爵家は80年ほどの歴史を持ち、代々の当主も領民思いのいい人ばかり。当代のロゼル卿も3人の子供に恵まれている。子爵というとどうしても『低位の爵位』と言われるが、その中では一目置かれる存在。

 ノイマン行政局長 60代後半くらい
 行政局のトップ。今回のような異議申し立てなどの許可について決定権を持つ人の1人。人当たりがよく、穏やかな人。


 さてここからはネタバレなお話。

 今回はイノージェンの異議申し立てのお話です。クロービスは『明日申し立てが終わればOK!』て感じでしたが、オシニスの話によれば、そう簡単にことは運ばないらしい。実際その通りになりました。

 人が変わってしまったかのような、リーザの弟ラッセルの冷酷な命令に、泣く泣く従った私兵達ですが、結局イノージェン暗殺は失敗に終わり、異議申し立てが終わってからまで見張りがついていたって事は、それぞれの私兵同士では全く連携が出来ていないってことですよね。

 異議申し立ての最中に妄想に取り憑かれてイノージェンを殺そうとしたラッセルにしても、薬とドーンズ医師の讒言があったとは言え、もう少し冷静でもよかった気はします。

 この辺りの下りは、ちょっと悩みました。つまり、クロービス達が警戒していたけど、特に何事もなく異議申し立てが終わるパターンと、今回のように騒動が起きまくるパターンw

 まあ騒動が起きた方で進めてみたらどんどん進んでしまったので、これはこれでよかったんだろうなと。というより、たぶん違う方の流れでは話が進まなかったと思います。

 また、クリフの方ですが、こちらは手術が成功して、彼の健康については今後問題になることはありません。ただしサビーネ看護婦の企みがなんなのかについてはこれからの調査になりますので、そちらでは一悶着ありそうです。

 そのクリフについて、ガスが出たかどうかはっきりしないから食事は出せないという話になっているのに、薬で腹が一杯になるとか、現代日本の医学では考えられないようなびっくりな話になってますが、この世界、点滴なんぞありません。クロービスが『血管に直接薬を入れられたらなあ』なんてことを考えていたシーンがずーーっと前にあったんですが、そんなの夢物語でしかないんですよね。薬は口から飲ませる以外の方法がないのです。

 なんつっても呪文ありきの世界なので、ちょっとしたことは呪文でなんとかなってしまいます。それが医学の進歩を妨げる要因の一つでもあるわけですが、だからって呪文に頼らないことにこだわりすぎれば、救えるはずの命を救えなくなってしまう危険性があります。この世界の医者様方もけっこう大変なんですよね。その一方でドーンズみたいな碌でもない医者もいることですしね(^^;ゞ

 次回からはサビーネ看護婦の目的、ガーランド男爵とラッセル卿が引き起こした騒動で男爵家取りつぶしの危機、さらにチルダとイノージェンのことなど、その辺の話になりそうです。

 では104章、どうぞお読みくださりませ。

 これ、今年最後かなあ。出来ればおまけも出したいですが、あまり期待はしないでください( ̄∀ ̄;


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