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ハスクロード家の由来 [裏話]

 こんにちは

 こちらを更新するのも久々です。ここの作者がまだ生きてんのかと思われるくらい放置してしまいました。

 ちょっと精神的に参っていたりといろいろありまして、何と言いますか、何かをしようという気になれずにいたんですよね。

 ま、このたびメデタク(?)三回目の成人式を迎えました。職場も退職しましたので、以前の自分を取り戻そうと少しずつ動き出して早8ヶ月。

 何があったのかという話は、いや特に何もないんだけども、こちらのブログをご覧くださいませ。

 https://saccyan.at.webry.info/202109/article_1.html

 仕事を辞めたのはね、別に何かよくないことがあったわけではないです。つまりね、定年ですよww

 と言ってもパートの身、別に退職金が出るわけではなし、単に誕生日の前日でパート契約満了となるだけのことです(^^;

 しかし、年を取ってからの遠距離通勤は思った以上に大変でした。毎日疲れて何もする気にならず、仕事には行ってたしちゃんと仕事もしてたし、同僚とのコミュニケーションもきちんととれてはいましたが、どうにもこうにも精神的に引きこもりになりそうな、そんな危うさを抱えていたので、趣味の方はなかなか思ったように動けずにいました。一番大きかったのは、2020年以降accessのライブに行けてなかったことかも(^^;

 でもそれも先日行ってくることが出来たので、ずいぶんと元気をいただいてきましたよ(^^)

 そんなわけで、せっかく辞めて時間が出来たのに、たまに家の中の掃除をしたり、たまにはネットでレシピを見て料理を作ったりくらいですが、少しずつ動き出したわけです。

 で

 こちらの小説も、もう2年ほど止まったままになっています。亀の歩みでちまちま書いてはいたんですが、自分の気持ちが上がらないと、なんだか説明くさかったり似たような台詞を何回も繰り返していたことに気づいたりと、相変わらずの書いては消しばかりでした。

 でもね、そろそろファルミア編も終盤、相変わらず長くなりすぎましたが、もう少しでまとまりそうです。なので今回は、ファルミア編で登場するハスクロード家についてのオハナシと、少し疑問に思ったことについて。

 前振り長くてすみませんねぇ( ̄∀ ̄;

 ハスクロード家というのはもちろん管理人の創作です。唯一無二の剣『ファルシオン』に選ばれし者の妻と息子が、剣を守るため、そして2人がサクリフィアの族長の魔の手から逃れるために、魔法で遠くに逃げたという話の、その続きですね。剣を持たせて最愛の妻と息子を遠くに逃がした『ファルシオン最後の王』の話は精霊の長達からクロービスが聞かされていますが、この家は、その『遠くに逃げた妻と息子』のその後の話です。

 妻と息子はファルシオンの国から出来るだけ遠くに逃げてきました。この場所は今で言うエルバール大陸の東側の方ですから、人はまだ住んでいなかったんですね。

 手つかずの鬱蒼とした森の中にある程度広めの場所を確保して、そこに家を建てました。木を切ったり、建築したりというのも、皆さん魔法で出来ます、ていうか、ファルシオンの人達はそう言う重労働とか、専門知識が必要なものとかは魔法でなんとかしていたんですよ。それほど魔法文明は発展していたんです。サクリフィアがほしがるのもうなずけますな。

 王妃一行は王妃本人と子供、侍女が2人、護衛騎士が2人でした。二度と故郷に戻れない旅路につきあってくれた、忠誠心に篤い部下達です。彼らの協力の下、全員が住むのに十分な家と、今後の食料確保のための畑なども作り、王妃一行はその地で暮らし始めました。彼らの心は今でも神々と共にあり、家の中に小さな神殿を作って祈りを捧げることを常に忘れないようにしていたおかげで、彼らは魔法が使えなくなるなどと言うことはありませんでした。

 やがて時は流れ、王妃一行の家の周辺に、ぽつぽつと家が建つようになりました。周辺の島々には人が住んでいたのですが、その辺りの人々が移り住んできたり、遠くから新天地を目指して移り住んできた人達など、ハスクロード家の周辺は少しずつ賑やかになっていきます。

 最初の頃は、この人々の中にサクリフィアからの刺客がいるのではないかと警戒していた王妃一行ですが、どうも彼らはファルシオンやサクリフィアとも違う場所から来たようだとわかり、少しずつ交流するようになりました。ハスクロード家の家はここにやってきた時に建てたままでしたが、彼らの感覚で言うなら「質素な家」。しかしごく一般人の感覚だと「豪華なお屋敷」w

 周辺に移り住んできた人達は、豪華なお屋敷に住む人に挨拶をしに来て、それ以来何か困ることが起きるたびに「お屋敷の奥方様」に話をしに来て、そのうちなんとなく、ハスクロード家がこの辺りの住民達の面倒を見ることになりました。

 この頃はお金もあったし、魔法で何でも出来たので、大抵のことはなんとかなったんでしょうね( ̄∀ ̄;

 やがて王妃の息子が新しい住民の娘と結婚し、さらに護衛騎士と侍女が結婚したりして彼らの次の世代が育ち始めた頃、王妃は夫であった国王の死と、ファルシオンがサクリフィアと名を変えたことを知りました。

 王妃は夫から託された剣を抱きしめ、何があってもあなたと私の息子を立派に育てると心に決めて、夫のために泣きました。

 そしてそれ以来、ハスクロード家はずっとこの地の領主として長い時を過ごし、今に至るというわけです。


 というのがハスクロード家の由来なんですが、開祖となった王妃と、ファルシオン最後の王の話には、もう一つ隠されたものがあるんですよね。この話は設定としてはあるものの、多分クロービスくんの話の中では特に出てくる予定がないので、いずれおまけ的に書いてみたいと思います。

 ではなんでそう言う話があるのか。

精霊の長達はどんなことでもクロービスに話すつもりでいたので、そこを突っ込まれたらちゃんと話す準備がありましたが、特に聞かれなかったので黙っていたとw

 それは「ファルシオン最後の王の運命の伴侶」が、元々の王妃ではなく、あとから現れたサクリフィアの族長の娘だったこと。少なくとも『導師』なら、結婚の時点でその女が伴侶ではないことがわかったはず。なんでそのまま結婚させたのか。

 そもそも伴侶がすぐ見つからない時点で、今回の『選ばれし者』はなんか変だと思っていたんじゃないかって気がしますが、その辺りはどうだったんだろうなーと、そんな考えから出てきた話です。

 疑問に思った話ってのは、国王や王妃に対する『陛下』という称号と『正室』『側室』などの呼び方など。んで、ネットでもだいぶ検索しましたが、結局日本式がいいのかなと。

 『陛下』と言う呼び方は、ヨーロッパ式(アメリカは元々国王や皇帝がいないので、『欧米』という表現はしません)だと国王や皇帝の専用称号的なものらしいですね。王妃はそこに含まれない。王妃とは言え、王と同格ではないので、王太子などを含めて『殿下』と呼ばれるらしいです。

 しかし

 日本だと『天皇陛下』『皇后陛下』ですよね。多分この方式を採用したんではなかろうかと管理人が勝手に考えているのが『ベルサイユのばら』

 このマンガの中では『国王陛下』『王后陛下』となっています。国王の弟妹はみんな『殿下』です。話の中でもマリー・アントワネットは常に国王の隣に座り、陳情やら何やらも一緒に聞いています。つまり政治を一緒に執り行っているという感じですね。

 そして『王后』ではなく『王妃陛下』という呼び方を採用しているのが『天は赤い河のほとり』というマンガ。

 前王妃の呪いで古代ヒッタイトに飛ばされたユーリは、最終的に皇帝の正妻として立后するわけですが、皇妃じゃなくて『王妃』と呼ばれているのよね。

 ま、王妃を『陛下』扱いするのはおかしいとか言う人もいるようですが、日本式を考えれば別におかしくはない。

 なんでこんなことで悩んでいるのかというと、ファルミアは先代国王の王妃だったわけです。旧版LostMemoryではけっこうなキーパーソンなのに出番は少ないですが、うちの小説ではバリバリ出てきてもらうので、こういう称号でも悩んでしまってねぇ(^^;

 あと『正妃』に対する第二夫人以降の呼び名は『側妃』なのか。『正室』『側室』はそこそこ耳慣れてはいますが『側妃』という呼び方はあんまり聞いたことがなかったもので。んで、これについて調べていたら、『小説家になろう』というサイトに出てくる小説の中では頻繁に使われているようで。

 そう言えば最近いささかうんざりするほど出てきたくそ長いタイトルのマンガや、いい加減荒唐無稽すぎてついて行けない転生ものによく出てくるなあと。

 済みませんね、口が悪くてw

 まあいくつかコミックのサイトで読んでいるものもありますが、なんでイケメンはみんなして俺様なんだろうとか、皇太子とか公爵家の息子とかなのになんで一人称が『俺』なんだろうとか、発想力の問題なのかなんだかわかりませんがねw

 最も他人様の作品なので、管理人がここでうだうだ言う筋合いのものではないですがね。そんなことを考えつつファルミア編を書いていたので、ちっとも進まないという( ̄∀ ̄;

 予定としては、ファルミア編で2章分使う予定なので、もうしばらくお待ちくださいませ(^^;ゞ


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